EWI-USBの標準PLayerで満足できないあなたに
EWI-USBを購入して2年が経ちますが、なかなか上達しない。それほど練習していないので当たり前ですが。。。。
やはり毎日の練習が必要ですね。反省!
EWI-USBのユーザーならご存知の通り、サンプル・プレーヤー・ソフトウエア「ARIA」が添付されています。結構いろんな音がはいっており、十分楽しめるのですが、もっといい音がないのか色々と調べてみました。
無料のARIA Playerが使える
添付されているサンプル・プレーヤー・ソフトウエア「ARIA」の元となるGARRITAN ARIA PLAYERが存在することがわかりました。
添付されているサンプル・プレーヤー・ソフトウエア「ARIA」はGARRITAN ARIA PLAYERをベースにEWI-USB用に作成された物のようです。
GARRITAN ARIA PLAYERは64ビット環境にも対応しているようです。
Window版とMAC版が用意されているので、自分の環境に合わせてインストールできます。私の場合はMAC版を利用しています。
ダウンロードはこちらのサイトから
ダウンロードの際にユーザー登録が必要ですので、ご自身の情報を入力すれば問題なくダウンロードできます。
サンプル・プレーヤー・ソフトウエア「ARIA」が既にインストールされていれば(EWI-USBのユーザーなら必ずインストールされていると思います。)、全ての音源データが引き継がれます。
EWI USB Default Bankと言うメニューの中に、元々の音源が格納されています。もちろん、自分で設定して保存した音源もLoadしてそのまま利用できます。
MIXERが16channelも使える
サンプル・プレーヤー・ソフトウエア「ARIA」では4つの音を組み合わせることができたが、GARRITAN ARIA PLAYERでは16チャネルを同時に使うことができます。それぞれのチャネルにMIDIのチャネル選択が可能であるので、EWI以外にもキーボードなどのMIDI楽器を接続してLIVE演奏を楽しむことができますね。
私も、KORGのnanoシリーズKeyboardを接続し、ちょっとした間奏などを弾いています。
16個あるチャネル毎にMIDIのチャネルを設定でき他、PitchBendのレンジも設定でます。グライドブレードの無いEWI-USBでも、このピッチベンドでグライド的な演奏ができますよ。12に指定すれば1オクターブグライドできます。
PitchBend以外にも、PolyphonyやOUTPUT(ステレオのバランスらしい)の制御もできるようですが、効果が良く解っていません。
充実したEffect
サンプル・プレーヤー・ソフトウエア「ARIA」では、AMBIENCEで、演奏会場の選択が可能でしたが、GARRITAN ARIA PLAYERでも同様の設定ができるだけでなく、REVERB、EQUALIZER、DAMPINGといった詳細を設定できます。
LIVEなどで音にこだわりたい人には重宝すると思います。
さらに、CONVOLUTION REVERBと言う機能が搭載されています。こればリバーブのフィルターといっていいだろう。
各チャネルの出力をこのフィルターに送ることができる。送る大きさはMIXER画面のSENDボリュームで行うことができます。
音源別にリバーブを設定できるので、結構いい感じに音を作ることができます。
シンセサイザーが標準でバンドル
音源はサンプル・プレーヤー・ソフトウエア「ARIA」の音源がそのまま利用できるのですが、インストールするとTableWrap2と言うシンプルなシンセサイザーがバンドルされていることがわかりました。ごくごくシンプルなシンセだが、それなりに遊べるのではないでしょうか?
音源ライブラリの導入
ここまでくると、どうしてももっと素晴らしい音源が欲しくなってしまいますよね。GARRITAN ARIA PLAYERには多彩な音源ライブラリが用意されている。
それなりのお値段がしますが、思い切ってGarritan Jazz & Big Band® 3を購入してインストールしました。
ライブラリをインストールすると、メニューに利用できる音源が表示されます。写真のJABBのメニューがインストールしたライブラリです。
Saxes and Woodwindsの中のSaxだけでも19種類の音源が入っています。
音源独自のCONTROLS
サンプル・プレーヤー・ソフトウエア「ARIA」の付属音源では制御できなかった色々なコントロールが可能になっています。
ここでは詳しくは説明しませんが、EQUALIZER、AUTO LEGATO、STEREO STAGEなどと行ったフィルター機能に加えて、MIDIの各種コントロールを設定できます。
例えばPortment(CC20)は音と音をスムースに繋ぐ機能です。トロンボーンや弦楽器などでは有効でしょう。
AirNoise(CC12)はサックスなどに有効でしょう。息がマウスピースから漏れる音を付け加えてくれます。
KeyNoise(CC13)はピアノなどの鍵盤楽器のタッチ音をつけてくれます。
他にもいろんな設定ができますが、私もまだよく理解してません。
GarageBandへプラグイン
Mac環境で利用されている方はGarageBandを利用されている方も多いと思います。伴奏を打ち込みで再生し、EWIで演奏する。私もこの方法で楽しんでいます。MACならばGARRITAN ARIA PLAYERが自動的にプラグインされています。(Windows環境のDTMでもプラグインできるようです。)
トラックのプラグインメニューにARIA Playerが表示されるので、これを選択すればGARRITAN ARIA PLAYERがプラグインされます。
EWI-USBのコントロールはどうすればいいのか?
サンプル・プレーヤー・ソフトウエア「ARIA」には、EWI-USBの設定を行い機能がありましたが、GARRITAN ARIA PLAYERはEWI-USB専用ソフトでは無いため、この機能は搭載されていません。
そこで役立つのが、Akai EWI USB Controlと言うソフトです。
EWI-USBの設定を簡単に行うことができます。MAC版、Windows版ともに無償で配布されています。ダウンロードはこちらのページから
その他の機能
GARRITAN ARIA PLAYERは、サンプル・プレーヤー・ソフトウエア「ARIA」に比べてはるかに充実した機能を持っている。添付されているサンプル・プレーヤー・ソフトウエア「ARIA」はGARRITAN ARIA PLAYERから、基本的な部分のみを抽出してまとめた物ですね。LIVEで演奏する方はぜひGARRITAN ARIA PLAYERをお使いになることをおすすめします。
設定できる項目も非常に多く、スケールやチューニングまでも設定できる。
私みたいな素人には必要ないが。。。
GARRITAN ARIA PLAYERは無償ソフトだし、Akai EWI USB Controlも無償公開されているので、こちらを標準バンドルソフトにしてくれればいいのにと思うのですが。
どんなにソフトが良くなっても、やっぱり演奏力が向上しない限りいい演奏はできませんね。